高校受験を控えている中学3年生や保護者の皆さん、「英語の点数がなかなか上がらない…」と悩んでいませんか?英語は、単語の暗記から文法、リスニング、長文読解まで多くのスキルが求められますが、一度にすべてを覚えようとするのは大変ですよね。だからこそ、効率よくステップを踏んで勉強することがポイントです。英語は苦手な生徒が多い教科ですが、正しい方法で勉強すれば、短期間で成績を伸ばすことができます。
この記事では、英語の成績を上げるための具体的な6つのステップを紹介します。今からでもすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ試してみてください!
【Step 1】まずは基礎固め!毎日単語を15分間覚える
高校入試に向けて英単語を覚えることは、英語の得点アップに直結します。しかし、ただ暗記するだけではなく、効率的に記憶に定着させる工夫が必要です。ここでは、英単語を効果的に覚えるための3つのステップを紹介します。
- 単語を小分けにして覚える
単語を一度に大量に覚えるのではなく、小分けにして学習しましょう。1日に覚える単語数を20~30語に設定し、毎日継続的に取り組むことがポイントです。また、単語をテーマごとに分類して覚えると、関連する単語を一緒に記憶でき、効率が上がります。たとえば、動詞や学校生活に関連する単語をまとめて学習することで、脳内の記憶の整理がしやすくなります。
- 音読と書き取りで記憶を強化
単語を覚える際には、音読と書き取りを組み合わせて行うのが効果的です。まず、単語を声に出して発音し、その後ノートに書き取りましょう。発音しながら書くことで、視覚・聴覚・触覚を使って記憶を強化します。例文を使って音読を行うと、単語の使い方や文中での意味も一緒に覚えられ、より実践的な単語力が身につきます。
- 定期的に復習して長期記憶に定着
定期的な復習を欠かさず行うことが大切です。覚えた単語を1日後、1週間後、1か月後といったスケジュールで繰り返し復習することで、短期記憶から長期記憶に移行させます。また、復習の際には、覚えた単語を使って例文を作成し、実際の文の中で単語を使えるようにすると効果的です。特に、間違えた単語や覚えにくい単語は重点的に復習しましょう。
英語の成績を上げる第一歩は、単語の暗記です。高校受験では約2500語の単語を覚える必要がありますが、いきなりすべてを覚えるのは大変ですよね。そこで、1日15分間だけ、少しずつ覚えていくことをおすすめします。10月からでも間に合うペースなので、今すぐ単語帳を買って、単語帳を1冊決めて徹底的にやり込み、単語アプリを使って、隙間時間に効率よく学習しましょう。
【Step 2】文法は積み上げ!1つずつ確実にマスターする
英語は積み上げの教科です。文法がしっかりと理解できていないと、次に進んでも理解が難しくなります。例えば、現在進行形や過去形がわからなければ、応用問題を解くことができません。
まずは、基礎文法を1つずつ確実に押さえましょう。具体的には、
- 基本の5文型をマスター
英語文法の基礎を固めるために、まず「基本の5文型」をしっかりと理解しましょう。英語の文章は、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)・修飾語(M)の組み合わせで構成されます。これらの文型(S+V、S+V+O、S+V+Cなど)を理解することで、文の構造を把握しやすくなり、正しい文章を作る力が身につきます。教科書や参考書の例文を使って、各文型のパターンを確認し、自分で声に出して読んでみることで、感覚を養います。この段階で、基本の文型をマスターすることは、他の文法を学ぶ土台となります。
- 動詞の活用形(受け身、動名詞、不定詞、分詞)を理解
英語文法の中でも重要な「動詞の活用形」をしっかりと理解しましょう。動詞の活用形には、受け身(受動態)、動名詞、不定詞、分詞などがあります。これらは文の意味や構造を変えるため、正しく使えるようにすることが必要です。
受け身(受動態):誰かが行う動作ではなく、動作を受ける対象を主語にする表現です。
例:「The book was read by him.」(その本は彼によって読まれた)
動名詞:動詞に「-ing」をつけて名詞のように使います。
例:「I enjoy reading.」(私は読書を楽しみます)
不定詞:「to + 動詞の原形」で使い、名詞、形容詞、または副詞のように使います。
例:「I want to eat.」(私は食べたい)
分詞:動詞の形を変えて形容詞のように使います。現在分詞(-ing形)と過去分詞(-ed形)があり、さまざまな文で使われます。
例:「The running water」(流れている水)
- 例文を書いて文法ルールを自分で使ってみる
文法の理解を実際に自分の力にするために、例文を書いてみましょう。これまでに学んだ文型や動詞の活用形を使って、自分の身近な出来事や興味のあるトピックについて英文を作成します。最初はシンプルな文から始め、徐々に複雑な文にチャレンジします。自分で例文を作ることで、文法ルールの使い方や単語の配置に慣れることができます。また、書いた例文を見直し、文法的に正しいかどうか確認することで、さらなる理解が深まります。練習を重ねることで、文法をただ覚えるだけでなく、実践的に使いこなせるようになるのが目標です。
英語文法をしっかりと身につけるためには、基礎から応用へと段階的に学習することが重要です。まず、基本の5文型をマスターし、次に動詞の活用形を使いこなせるようにしましょう。そして、自分で例文を書いて実践的な力をつけていくことで、文法知識を確実に身につけることができます。この3つのステップを繰り返し練習することで、文法力を強化し、高校入試での成功につなげていきましょう。コツコツとした取り組みが確実な成果を生むので、焦らず丁寧に学習を進めていくことが大切です。
【Step 3】リスニングを習慣にして耳を鍛える
リスニングは得点を稼ぐ大きなチャンスです。リスニングの得意な生徒は少ないため、早めに対策を始めておくと大きな差をつけることができます。高校入試のリスニングでは、英語の音やリズムを聞き取る力が問われます。日頃から効果的な練習を積むことで、本番でも落ち着いて対応できるようになります。ここでは、リスニング力を着実に伸ばすための3つのステップを紹介します。
- 基礎的な英語の音に慣れる
英語の発音やリズムに慣れることから始めましょう。教科書のCDや音声教材を使い、簡単な会話や文章を繰り返し聞いてみてください。最初はスクリプトを見ながら音声を聞き、発音やイントネーションに注意します。その後、スクリプトを見ずに聞いて内容を理解できるか挑戦します。この練習を通して、英語の基本的な音やリズムに慣れることができます。
- ディクテーションで聞き取り力を強化
ディクテーション(聞き取った内容を書き取る練習)を取り入れます。短い文章や会話を聞きながら、できるだけ正確に書き出してみましょう。この練習により、細かな音の違いや単語のつながりを認識しやすくなり、リスニング力が向上します。聞き取れなかった部分を見つけて確認することで、発音や英語表現の理解も深まります
- 過去問を使って試験形式に慣れる
過去問や模試のリスニング問題を使って実際の試験形式に慣れましょう。時間を計りながら問題に取り組むことで、試験の緊張感や時間配分を経験できます。過去問を使うことで、出題されるテーマやフレーズに慣れることができ、解答の精度を高めることができます。練習後にはスクリプトを見直し、聞き取れなかった部分を確認していくことが重要です
リスニング力を高めるには、毎日の練習と反復が欠かせません。基礎的な音に慣れることから始め、ディクテーションや過去問で力を強化していくことで、少しずつリスニング力が向上していきます。コツコツと練習を続けて、入試本番で自信を持ってリスニングに取り組みましょう。1日10分間だけの小さな努力であっても、それはやがて大きな結果となります。
【Step 4】簡単な英作文から始めよう!書く力をつけるコツ
高校入試の英作文対策には、適切な準備と練習が必要です。特に自分の使える表現や文法を正確に使うことが重要です。ここでは、得点アップにつながる3つのステップを紹介します。
- 基本の型を作る
まず、過去問や例題を解いて、英作文の基本的な型を学びます。よく出題されるテーマに対する模範解答を参考にし、自分なりの「使える表現」を身につけておくことが大切です。また、英作文ではシンプルな文を使い、主語・動詞・目的語の基本構造を意識して書くと良いでしょう 。
- 使える表現のストックを増やす
過去に出題されたテーマや予想されるテーマに対して使える表現やフレーズを蓄積しておきます。例えば、「将来の夢」や「好きな活動」については、事前に関連する表現や具体例を英語で考えておくと、試験でスムーズに書くことができます。また、よく使う接続詞や例を述べる表現なども事前にまとめておくと良いです 。
- 練習と見直し
練習として、実際にいくつかのテーマで英作文を書いてみます。書いた後は必ず見直しを行い、文法やスペルミス、表現の適切さを確認します。試験では時間が限られているため、普段から制限時間を意識して書く練習をしておくことも重要です。さらに、他の人に添削をお願いすることで、自分では気づかないミスや改善点を見つけることができます 。
英作文の上達には、基本の型を学び、表現のストックを増やし、何度も練習することが大切です。英作文は、書けば書くほど上達します。ステップに沿って取り組み、自分の書ける英語を磨いていきましょう。
都立入試の英作文
都立入試の英作文は与えられた日本語を英訳するのではなく、自由度の高いテーマ作文です。ここで差がつくポイントは、自分で考えた内容をどれだけ正確に英語で表現できるかにあります。スムーズに内容を思いつき、ミスなく書けるなら合格に近いです。一方、表現に時間がかかりミスが多ければ、減点される可能性が高くなります。
簡単な日本語で考える:
まず、難しい表現を避けて、簡単な日本語で3文を考えます。
シンプルな英語に落とし込む:
書きたい内容を手持ちの英語表現に落とし込みます。言いたいことを無理に表現しようとせず、シンプルで確実に表現できる内容を選びます。
正確な完全文を作る:
誤りがないよう、簡潔で論理的な3つの完全文を作ることを目指します。
テーマ作文に取り組み、添削を何度も受けることで、ミスのない型を身につけることが重要です。最低でも15個以上の自分なりの「型」を習得することが目標です。
【Step 5】長文読解は短い文章から慣れていく
高校入試の英語長文読解では、速く正確に内容を把握する力が求められます。そのため、単に一文ずつ訳すのではなく、全体の流れを理解し、素早く読み解くコツが必要です。ここでは、効果的な長文読解力を身につけるための3つのステップを紹介します。
- スラッシュ読みで速読力を身につける
長文を速く正確に読むために、「スラッシュ読み」を取り入れてみましょう。スラッシュ読みとは、文を意味ごとのまとまりで区切り、前から順に読み進めていく方法です。このとき、文末までいったら戻らずに、前から前から意味を取ることを意識します。何度も繰り返すことで、文章全体を自然に理解する力が鍛えられます。1つの長文を1日1回、一週間続けて読み込むのがポイントです。
- 文章全体の流れを意識する
文章を読む際に一つ一つの文にこだわりすぎるのではなく、全体の流れを意識しましょう。文章が何について説明しているのか、物語や話の展開がどこに向かっているのかを捉えることがポイントです。これにより、内容を理解しやすくなり、設問に答える際にも根拠を持って選択できるようになります。
- 単語・表現・構文を定着させる
長文読解の練習中に出てきた新しい単語や表現をメモして覚えましょう。何度も出てくる単語や表現を身につけることで、次に読む長文でも同じ表現に対応しやすくなります。段階的に難しい長文にチャレンジしていくことで、読解力を高められます。
長文読解力を高めるには、地道な練習が不可欠です。スラッシュ読みを活用しながら、全体の流れを意識することで、少しずつ速く正確に読めるようになります。コツコツ続けて、自信を持って本番に臨みましょう。
【Step 6】過去問を繰り返し解いて本番をシミュレーション
英語の成績を上げるためには、過去問を解くことも非常に有効です。志望校の出題傾向を把握することで、自分の弱点を発見し、それに対処することができます。
- 全体を通して問題の傾向を把握する
過去問を全体的に把握することで、どのような内容や形式がよく出題されるかがわかり、効率的に勉強の計画を立てることができます。また、頻出テーマ(困難を乗り越えた経験、身近な話題、意見や考えを問う内容など)を知ることで、対策を立てやすくなり、時間配分や表現の準備もスムーズに進められます。この段階では解答することよりも、出題パターンの理解に重点を置くことが大切です。
- 時間を計って本番さながらに解く
過去問を実際に解くときは、時間を計って本番と同じ環境で取り組みます。時間配分や問題への対応力を鍛えるために、制限時間を守ることが重要です。また、解いた後には必ず見直しを行い、ミスの原因を分析します。このステップでは、正答率を上げることよりも、自分の弱点を知ることに焦点を当てます。
- 繰り返し復習し、解答の精度を高める
過去問の解き直しを繰り返すことで、苦手な部分を克服し、解答の精度を向上させていきます。単に同じ問題を解くだけではなく、解答の際にどの部分でミスをしたのか、どのような表現に苦戦したのかをしっかりと確認しましょう。特に、文法の誤りや語彙の使い方のミスを洗い出し、それを次に生かすことが重要です。また、解答のプロセスを見直すことで、英語の読み取り方や考え方のパターンを改善します。どのようにすればより正確に解答できるかを分析し、自分なりの「型」を作り上げていきましょう。模範解答と自分の解答を比べることで、より良い表現や構造を学び、次に同じような問題に出会ったときに活かせるようになります。この復習の過程を通して、解答に自信を持てるようになり、問題に取り組む際の時間短縮や精度向上が期待できます。
入試本番に近い状況で練習することで、試験慣れし、緊張感を和らげる効果もあります。
【おまけ】スピーキング(ESAT-J YEAR3)
ESAT-J YEAR3(英語スピーキングテスト)は、都立入試で実践的なスピーキング能力が求められるテストです。このテストで高得点を取るためには、英語をただ覚えるのではなく、実際に話す力を身につける練習が必要です。ここでは、ESAT-J YEAR3のスピーキング力を効果的に向上させるための3つのステップを紹介します。
- 音読で発音とリズムを習得
教科書や例文集を使って音読練習を繰り返し行いましょう。特に、ESAT-Jでは発音やイントネーションが評価されるため、正確な発音と英語のリズムを身につけることが大切です。音読を繰り返すことで、口の動きが自然になり、スムーズに言葉が出てくるようになります。また、リスニング音声を活用して、ネイティブの発音を真似しながら音読すると効果的です。
- 質疑応答練習で自分の考えをまとめる
よく出題される質問に対して、自分の考えを英語でまとめる練習をします。ESAT-Jでは、「自分の意見を述べる」「体験談を話す」など、自分の言葉で表現する力が問われます。日常の出来事について簡単なフレーズで話す練習から始め、「好きなこと」「最近の出来事」「将来の夢」など、出題されやすいトピックに対して3~4文で答えられるように練習しましょう。自分の意見や経験を短くまとめて話す力を鍛えることで、試験本番でスムーズに答えられるようになります。
- 録音して自己チェックとシャドーイング
スピーキング力を確実に伸ばすために、自分の声を録音してチェックすることが有効です。録音した音声を聞き返し、自分の発音やイントネーション、流暢さに注意して改善点を見つけましょう。また、ネイティブスピーカーの音声を聞いて、それを真似して話す「シャドーイング」も取り入れます。シャドーイングを繰り返すことで、自然な英語のリズムやアクセントが身につき、スピーキング力全般を向上させることができます。
ESAT-J YEAR3のスピーキング対策には、日々の練習と反復が不可欠です。音読で基礎を固め、質疑応答で自分の意見をまとめる力を養い、録音とシャドーイングで発音やリズムを改善していきましょう。この3つのステップを継続することで、自信を持ってスピーキングテストに挑むことができます。
まとめ
高校受験に向けた英語の対策法として、基礎から応用までの具体的な6つのステップを紹介しました。
英語の勉強は、一歩ずつ確実に積み上げていくことが成功への鍵です。毎日の小さな努力が、やがて大きな結果につながります。焦らず、コツコツと学習を進めていくことで、自分の弱点を克服し、入試本番でも自信を持って問題に取り組むことができるでしょう。
「まず何をすればいいかわからない」「英語が苦手…」という方は、ぜひこの記事で紹介したステップを参考にしてください。今日から一つひとつ実践し、受験に向けてしっかり準備を進めましょう。
皆さんの英語の成績が上がることを心から応援しています!

