都立高校の英作文問題では、短時間で的確に内容を表現することが求められます。
高得点を取るためには、「書ける内容」を選び、ミスを避けることがポイントです。
ここでは、2つの重要な原則を取り入れ、効率的な作文方法を5つのステップに分けて解説します。
2つの原則
「書きたい内容」より「書ける内容」を選ぶ
無理して難しい内容を書こうとせず、自信を持って書ける簡単な内容を選びましょう。
複雑な単語や文法に挑戦するのではなく、教科書に載っているような基本的な表現を使う方が安心です。
英作文のポイントは、シンプルな英語を書くことです。
事実に忠実である必要はなく、書きやすい内容で問題ありません。。
短くても正確な英文を書く
長く立派な文章を書く必要はありません。
むしろ、短くてもミスのない文章の方が高評価につながります。
難しい文法や表現に挑戦してミスをすると、大きな減点になります。
シンプルで正確な文を書くことを意識しましょう。
英文の作成方法
問題文の指示をまずしっかり確認しましょう。
都立入試の英作文では、テーマに沿って3文の文章を書くことが求められます。
「受け取ったEメール」と「送るEメール」の内容を正確に読み取り、テーマに沿っているかどうかを確認することが重要です。
テーマから外れた内容を書くと、得点が減ることがあります。
例えば、外国人に日本の文化を伝えることや、感情的な出来事について友達に話すことがテーマとしてよく出題されます。
こうしたテーマに対しては、まず簡潔な導入文で、質問に対する回答を伝えましょう。
次に、具体的な内容や理由に触れる文を加えましょう。
最後に相手へのメッセージや自分の感想で締めくくると、自然な流れが生まれます。
重要なのは、3文で完結させるために、各文が無駄なく情報を伝えることです。
そのために、次の5つのステップを踏みましょう。
ステップ1:質問(受け取ったEメール)を確認する
受け取ったEメールを確認しましょう。
相手がどのような質問をしているかを把握しましょう。
回答に含めるべき条件が提示されていることがあるので、見落とさないように注意しましょう。
ステップ2:文脈(送るEメール)を確認する
送るEメールを確認しましょう。
前後の文章に照らして、自然に流れる回答が求められます。
文全体を読み、文のつながりを意識して適切な返答を考えましょう。
ステップ3:ストーリーを考える
質問と文脈(テーマ)に沿って書ける内容を選びましょう。
難しい言葉や表現を使わず、自信を持って書ける内容にしましょう。
「書きたい内容」より「書ける内容」を優先して選ぶことがポイントです。
「友達と映画を観た」や「公園でサッカーをした」など、簡単に書ける活動や出来事を選びます。
選んだ理由と、今後の行動が簡単に表現できる内容を選びましょう。
英文を書く前に、日本語で内容を整理することがポイントです。
ステップ4:英文を作成する
実際に英文を書き始めましょう。
ここでは、下記のフォーマットで書くと、簡単に文章がまとまります。
以下の3つの部分に分けて書きましょう。
I.質問への回答を書く
質問への回答を簡単に述べます。
「I’d like to tell you about 目的語」や「I’d like to tell you that 主語+動詞」といったフレーズを使いましょう。
I’d like to tell you that I played soccer with my friends.
(私は友達とサッカーをしたことを伝えたいです。)
II.回答の理由を書く
回答の理由を簡単に述べます。
「because」を文頭に使わない形で理由を述べるのがポイントです。
短く簡潔に、自分が感じたことや考えを表現しましょう。
I was happy because I played well.
(うまくプレイできたので嬉しかったです。)
III.未来への期待を書く
今後の予定や次の行動について簡潔に述べましょう。
未来への期待を示すことで、文章を自然に締めくくることができます。
I hope we can play soccer together next time.
(今度一緒にサッカーができるといいですね。)
ステップ5:文全体を確認する
文全体を確認してミスを防ぎましょう。
文法やスペルミスがないか、短くても正確な英文を書けているかをチェックしましょう。
都立入試では、減点方式で採点されるため、ミスをなくすことが最も重要です。
チェックポイント:
同じ単語やフレーズを何度も使っていないか、複雑な文法を避けて簡潔に表現できているか確認しましょう。
使いやすいフレーズ集
導入のフレーズ
Let me tell you about…(~について伝えたいです)
この表現は、相手に何かを説明したいときに使います。
「Let me」という表現は、軽い許可を求めるニュアンスがあり、カジュアルな会話でよく使われます。
Let me tell you about my trip to Kyoto.
(京都への旅行について伝えたいです。)
I’d like to tell you about…(~について話したいです)
「I’d like to」は「~したい」という控えめで丁寧な表現で、少しフォーマルな印象を与えます。
相手への配慮を示しながら自分の意図を伝えたい時に使います。
I’d like to tell you about a movie I watched.
(観た映画について話したいです。)
I had a great time when…(~の時、とても楽しかったです)
この表現は、楽しかった経験を振り返って伝える時に使います。
具体的な出来事を共有しながら感情を表現するのに役立ちます。
I had a great time when I played soccer.
(サッカーをした時、とても楽しかったです。)
理由を述べる際のフレーズ
The reason is that…(理由は~だからです)
この表現は、具体的に理由を説明する際に使える、シンプルで明確なフレーズです。
The reason is that I wanted to spend more time with my family.
(その理由は、家族ともっと時間を過ごしたかったからです。)
It was fun because…(~なので楽しかったです)
この表現は、何が楽しかったのか、その理由を説明する際に使います。
シンプルで日常会話で非常に多用されるフレーズです。
It was fun because I played with my friends.
(友達と遊んだので楽しかったです。)
I think it is important because…(~だから重要だと思います)
この表現は、理由を述べつつ自分の考えを表現する際に使われます。
「重要だと思う」と自分の意見を述べながら、その理由を具体的に説明する構造です。
意見を述べる場面や議論の中でよく使われます。
I think it is important because we can learn a lot.
(多くのことを学べるので重要だと思います。)
結論のフレーズ
I hope we can…(~できることを願っています)
このフレーズは、相手との再会や予定など、希望や願いを伝える際に使います。
カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えます。
I hope we can meet again soon.
(またすぐに会えるといいです。)
I look forward to…(~を楽しみにしています)
この表現は、将来の出来事や予定に対して楽しみにしていることを伝える際に使います。
フォーマルなEメールや手紙でも非常に使いやすい表現です。
I look forward to our next meeting.
(次回の会うのが楽しみです。)
I’m excited about…(~についてワクワクしています)
期待や興奮を表現する際に使えるフレーズです。
楽しみにしている気持ちを強調したい時に適しています。
I’m excited about your visit to Japan.
(次の日本への訪問を楽しみにしています。)
名詞の「visit」の後に目的地を指す場合、「to」が必要です。
I’m excited that you will visit Japan.
(あなたが日本を訪れるのが楽しみです。)
動詞「visit」は直接目的地を取るので、「to Japan」とは言わずに「visit Japan」と言います。
まとめ
都立高校の英作文で高得点を狙うためには、「書ける内容」を選び、短くても正確な英語を使うことが重要です。
日本語で考える際に、1つの表現にこだわらず、「もっと簡単に表現できないか?」と自分に問いかけることを3回繰り返してみましょう。
これにより、自信を持って書けるシンプルで正確な表現が見つかります。


